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ホ・オポノポノ (3) [考察:スピリチュアルなテーマ]

4つの言葉について

ホ・オポノポノと言えば、「ありがとう」「ごめんなさい」「許して下さい」「愛しています」の4つの言葉を唱えればよいというシンプルさがユニークです。

このあまりのシンプルさゆえに、逆に疑問点も多いようで、書籍やネット上のあちこちで質疑応答が繰り返されています。

今回は4つの言葉に絞って、私自身がどのように理解しているのかを書いてみます。

私の理解のベースは「ホ・オポノポノ (2)」に書いたように、「問題解決のプロセスを起動するトリガー」という解釈です。

本当は4つの言葉自体に何か特別な力があるのかもしれません。特に日本では「言葉には霊的な力が宿っている」という「言霊」という概念があったりします。

しかし、4つの言葉は各国の言語で唱えればよいことになっていますし、仮に各国に「言霊」的な概念があったとしても、クリーニング・ツールは言葉以外にも無数にあるわけですから。

私に何か霊的な力があったり、波動を感じる能力があれば、この特別な力についてもう少し探求するかもしれませんが、あいにくその類の能力は備えていません。しかし、ご紹介した私なりの解釈で自分自身が納得し、頭の中もすっきりしているので、これで良しとしています。

以下、思いつくままによくありそうな疑問点とそれに対する私なりの解釈をご紹介します。何かのご参考にしていただければ幸いです。

4つの言葉への疑問とその解釈

(1)いつ唱えるのか、いつクリーニングするのか

ホ・オポノポノは問題解決の手法ということになっていますが、そもそも問題とは何なのでしょうか。

ホ・オポノポノでは自分の行動や思考は「神聖なる存在からもたらされるインスピレーション」にもとづくのか、「潜在意識に蓄えられた不要な記憶」にもとづくのか、そのいずれかであるとしています。

私はこの世に生を受けていること自体、多分膨大な記憶を抱え込んでいるはずだと感じています。

とすると、問題とは表面的に自分にとって都合の悪いことの意味ではありません。むしろ、「自分にとって」という部分が問題なのです。

いったんは自分の行動や思考を過去からの膨大な記憶に振り回された結果として疑い、これらを全てを問題として認識する必要があるのです。

となると、問題は日々の生活の中のいたるところに発生してくることになります。ですから、4つの言葉によるクリーニングも「考える前に」「行動する前に」という具合で、気づいたらその場で即行うのです。

それも大変なようですが、クリーニング・ツールを使い続けて習慣化してくると、潜在意識も自身のクリーニングを自動的に行うようになるので、クリーニングに追われるということにはなりません。

ヒューレン博士自身の言葉であったかどうかは定かではないのですが、「人生はクリーニング、他にやることはない」というような意味のことを言っていたと思います。

また、日本での講演会でも誰かが質問すると、必ず「Memory」とか「Erase」と言うのです。質問が湧き出るということ自体が、記憶にもとづくものだから、まずはその記憶の消去に努めましょうと言いたかったのかもしれません。

(2)誰に対して唱えるのか

「ホ・オポノポノ (2)」でホ・オポノポノの記憶のクリーニングのプロセスをご紹介しました。3つの意識と神聖なる存在がいて、結構複雑なプロセスを経ているのだなというのが、私の正直な感想です。

ホ・オポノポノに限らず、意識の役割分担に関する説明・解釈は細部までじっくりと読んでみると、人によってかなり違いがあるように思います。ご紹介したのはあくまでホ・オポノポノのプロセスに過ぎません。

凡人の私には検証のしようもないし、ただ説明を読んで「大体こんなものかな」という感覚があるので、今はそれで良しとしています。

そのうえでこのプロセスを眺めてみると、一つ特徴的な点があります。顕在意識から直接には超意識や神聖なる存在へアクセスできず、必ず潜在意識(インナー・チャイルドともいう)を経なくてはいけないことです。この理由は不明です。

ただそのプロセスを前提とする限り、唱える相手は潜在意識であるという結論になります。

(3)4つの言葉の意味

これについては多くの人が疑問を感じ、またいろいろな解釈がなされているように感じます。

特に「ごめんなさい」という言葉に対しては「自分が被害者なのになぜ謝らなくてはならないのか」という思いが起こり、素直な気持ちで唱えられないという声が多い気がします。

「4つの言葉はクリーニング・ツールの一種にすぎない」という私なりの理解では、言葉の意味はもちろん、言葉の細部の言い回しもどうでもいい、あなたの好きなようにというのが最終的な結論です。

言い回しというのは
 「ありがとう」は「ありがとうございます」ではだめなのか
 「ありがとう」は「I am sorry」ではだめなのか
といった類のことです。

以下、4つの言葉の意味について、私の解釈を結論だけご紹介します。語りかける相手はもちろん自分の潜在意識です。
「ありがとう」
  記憶を掘り起こして、現象として再現し、気づきの機会を与えてくれたことへの感謝

「ごめんなさい」
  今まで記憶の存在に気づかず、放置し蓄えてしまっていたことへの謝罪

「許して下さい」
  謝罪を受け入れて、記憶を開放してほしい旨の懇願

「愛しています」
  これからも大切に思い、共に歩もうという気持ちの表明


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