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ホ・オポノポノ (2) [考察:スピリチュアルなテーマ]

ホ・オポノポノを実践する

ホ・オポノポノの手順はとても簡単です。何かを問題と感じたとき、4つの言葉「ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛しています」を唱えるというだけのシンプルさです。

ついでに言えば、4つの言葉を言う順番は任意である、4つの言葉のうち自分の好きな言葉一つを言うだけでもよいのです。「これだけですか」という声が聞こえてきそうですね。

どこで聞いたかは定かではないのですが、「ホ・オポノポノ (1)」で紹介したモナ・シメオナ女史の方法は、もう少し儀式的でいくつかのステップからなる祈祷文を読み上げるような方法だったらしいです。

それを女史のお弟子さんであったイハレアカラ・ヒューレン博士がさらに4つの言葉に集約させたのです。そこでも神の啓示のようなものがあったのかもしれません。

さて、この4つの言葉を唱えるだけでよいというだけでも不思議なのですが、私からするとさらに疑問は深まります。というのはホ・オポノポノの実践方法はこれに限らないのです。

この4つの言葉も含め、ホ・オポノポノでは無数のクリーニング・ツールなるものが紹介されています。
・「ブルー・ソーラ・ウォーター」という青色の瓶に入れ、日光にさらした水
・小物や頭に描くイメージ
・花・イチョウの葉・パームツリーのような植物
他にもいろいろあり、要するに何でもござれ状態です。

いわゆるパワー・グッズのように、これらのツール自体に神秘の力があるという解釈もあるのでしょう。後ほど書きますが、私はこれらクリーニング・ツールをあるプロセスを起動するトリガーだと考えています。そのプロセスを起動することができれば、グッズは何でもよいのだろうというのが私なりの結論です。

ホ・オポノポノによる問題解決のプロセス

そのプロセスとはどのようなものでしょうか。下の図をもとに説明します。この図はホ・オポノポノ関係の書籍でよく紹介されている図です。

respo01.gif
<(引用元:SITH ホ・オポノポノ[トレードマーク] アジア事務局のオフィシャルサイト内の記事「誰の責任なのか?」

引用元にはこの図をもとにしたヒューレン博士自身による詳細な説明があります。誤解があってはいけないので、そちらもご参照ください。以下はその超ダイジェストです。



(1)スタート:意識が問題を認識する

(2)意識は「4つの言葉」を唱えて、潜在意識に問題解決を依頼する。具体的にはその問題に関わる自分の記憶の消去を依頼する。

(3)依頼は潜在意識から超意識へ伝達される

(4)さらに依頼は超意識から神聖なる存在へ伝達される

(5)神聖なる存在は依頼内容を検討し、エネルギーを超意識へ流す

(6)そのエネルギーは超意識から意識へと流れる

(7)さらに意識から潜在意識へ流れる

(8)潜在意識は受け取ったエネルギーによって記憶を消去・開放する。

(9)エンド:記憶が消去されたとき、潜在意識は超意識を通じて神聖なる存在から解決のためのインスピレーションを受け取る

ざっとこのようなプロセスで問題が解決されるということです。このプロセスの背後にあるホ・オポノポノの考えは以下のようなものでしょう。
・人の行動や考えは潜在意識の影響を大きく受けている

・潜在意識の中には過去からの不要な記憶が蓄積されており、その記憶をかかえたままで行動するから問題が発生する

・そこで、それらの記憶を上述のプロセスで消去し、代わりにインスピレーションを受け取る

・インスピレーションに基づいて行動すると、問題も解決する

さて、私が抱いた疑問「4つの言葉をはじめとしたクリーニング・ツールの役割」ですが、私はクリーニング・ツールをこの問題解決のプロセスを起動するトリガーと考えています。

ツールの中には、良いエネルギーを発しているので体によい/ポジティブな気持ちを起こさせる、というものもあるとは思いますが、それらは副次的な効果に過ぎない気がします。

クリーニング・ツールは意識的に用いる

それから、クリーニング・ツールをトリガーとして用いるにあたり、ある期間はそれらツールを「ホ・オポノポノのプロセスを起動させるためのツール」として、意識的に用いた方がよいと思います。

何もわからなくても、とにかく4つの言葉をとなえればよいという考えもあるようですが、それはどうなのかなという気がするのです。

これは自分自身への暗示というです。そして、ある段階からはツールを思い起こすだけで自動的にプロセスが起動するようになるはずです。潜在意識レベルでもツールが働き始めるということです。

ということは、クリーニング・ツールは数個に絞るべきで、何でもかんでもその時の気分に応じて変えるようなものではないでしょう。

自分以外の誰かが勝手に記憶の消去を行ってくれるならそれもありかもしれません。しかし、たとえ神聖なる存在が力を貸してくれるとしても、それはこちらからの主体的な呼びかけ・依頼に応えてくれるのであって、本人の自由意志を無視して勝手に記憶を消去するというな干渉行為をするとは考えられません。

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