「インテグラル・ヨーガ」 [書棚の中の1冊]
私は若い頃から「心」とか「意識」というテーマについて関心を持っていました。そういう人間がヨーガ哲学に目を向けるのも当然だったのでしょう。この「インテグラル・ヨーガ」はヨーガの重要な経典である「ヨーガ・スートラ」をわかりやすく解説した本です。
ヨーガというと一般には特殊な体操(アーサナという)をイメージするようですが、それはハタ・ヨーガと呼ばれるもの。この本が対象としているのは瞑想を中心にしたヨーガであるラージャ・ヨーガです。ですから、体操の紹介本ではありません。
ラージャ・ヨーガ、そして究極的は全てのヨーガの目標は「心の作用を止滅すること」とされています。それでは、心とは何か、なぜ心の働きを止める必要があるのか、その方法は・・・、この解説書に書かれているのはこういった内容です。
「階」 [書棚の中の1冊]
「あるがままに生きる」 [書棚の中の1冊]
著者の足立幸子さんは以前にこのカテゴリーで紹介した「波動の法則」の著者足立育郎氏の妹さんです。この本のテーマを一言でいうなら、「日常生活の中で直観を活かすには」ということです。
私がスピリチュアルな方面に関心があるかかもしれませんが、最近では「直観の大切さ」があちこちで説かれているように思います。現実に、「考えることよりは感じること」を優先して生きていく、そういう方向へ自分の人生自体がシフトしてきている感じです。
「波動の法則」にも直観の大切さが書かれているのですが、本自体が宇宙からの情報の報告書ということで、「直観の大切さはわかったが、普段の生活の中でそれをどう活かすのか」という点の説明は少ないのです。「あるがままに生きる」は「波動の法則」の続編ということではなく、独立した本ではありますが、2冊をセットで読むと理解が進むかと思います。
以下、この2冊の内容の直接的な引用ではありませんが、私なりに理解した範囲で直観を活かすとはどういうことなのかの説明です。
タグ:直観
「宇宙人がくれた21世紀の英智と音楽」 [書棚の中の1冊]
昨日はコーラスの練習の日でした。メンバーが作り出している音の響きに対して、先生がいろいろな指示やアドバイスを与えます。音楽の練習なので音楽的なことはもちろんですが、それ以上に多いかなと思うのが各自の意識のあり方についての話です。
声は人が発するものであり、その声を合わせて一つの響きを作り上げていく。全ては生身の人間による行為なので、一つの音を出すだけであっても、そこには音を出す瞬間のその人の全てが込められていると言えます。
喉の調子とか肉体的なことはもちろん、練習に参加する直前までの楽しいことや悲しいことなど日常の中での出来事に付随する心の状態とか、全てはその瞬間の音に現れているのです。
タグ:想念観察
「新インナーゴルフ」 [書棚の中の1冊]
私のゴルフは現在練習場オンリーでコースには出ていません。ですので趣味とも言えないようなものなのですが、その私がなぜこの本を紹介するのか。もう少し先をお読みください。
私の父はゴルフ好きで、彼が生きていた頃は年に何回か一緒に回っていました。その頃から私自身は「ドライバーの壁」を感じていて、スコアは120前後をウロウロするばかりで、あまり面白いと思えなかったのです。アイアンとフェアウェイ・ウッドはいい感じなのに、どうしもドライバー・ショットが安定せず、結果スコアがまとまらないということです。
もともと研究熱心なタイプでいろいろ試行錯誤を繰り返しましたが、この壁だけはどうしてもクリアできません。ちなみにゴルフは父から若干の手ほどきを受けた以外は独学です。
そのようなわけで父が亡くなってからは私もゴルフから離れていました。数年後、ティーチング・プロの経験もあったという飲み屋のマスターと知り合って、基礎から教えてくれるという話になったのです。レッスン料は無料の代わりに、レッスン終了後その飲み屋に行くというのが暗黙の約束で。
タグ:身体知
「波動干渉と波動共鳴」 [書棚の中の1冊]
この本をなぜ買う気になったのか、当時のことをよく思い出せないのですが、たぶん「波動」という言葉にひかれて購入したのではないかと思います。
タイトルからすると物理学系の内容のようですが、全然違います。著者のいう「波動」の概念をもとに、心の問題、体の問題、願望達成等にどう対応し解決するか、そのテクニックを紹介した本です。
「波動」の概念もそうなのですが、読み進めていくと著者独自の概念やネーミングが多く、私には少し読みにくい本に感じました。とはいっても難しいことを説いているわけではないので、それらの用語になじんでくれば、書かれている内容はとても興味深く、実践的です。
「魂のインターネット」 [書棚の中の1冊]
この書籍は既に廃刊扱いですが、現時点で著者から直接購入できます。また、著者のHP
「霊性の時代の夜明け」(著者HP内の該当ページへジャンプします)
ではその全文が公開されています。
この本のテーマは「霊性の回復」です。「人間は肉体ではなく魂である」、そのことに気づいていくことが「霊性を回復する」ということです。紹介によれば著者はクリスチャンであり、本の中でもキリスト教的な用語が多く使われています。しかし、内容はキリスト教の教義の解説ではなく、それらの用語の解釈も著者独自のものです。
さて、この本に私はとても影響を受け、また、学ぶところが大きかったです。私のブログのテーマの一つは「スピリチュアルなテーマの探求」です。そして、私の考えているスピリチュアルな世界とはどのようなものなのか、その世界観の基礎になるのはこの書物から学んだ知識がベースになっています。
「宇宙が味方の見方道」 [書棚の中の1冊]
小林正観氏は昨年亡くなりましたが、生前多数の著作を残しています。私が彼の本を夢中になって読んでいたのは10年ぐらい前でした。
彼の本には、彼なりの人生論・宇宙論が語られていると同時に、ちょっとした逸話やうんちくなども多数紹介されていて、とにかく読んでいて楽しかったし、次も読んでみたい、そんな気持ちにさせてくれたものです。
私も氏のようなやさしい語り口調で文章を書けたらと思うのですが、どうも理屈っぽい文体になっていけません。
さて、「宇宙が味方の見方道」をご紹介するのは、この本が最初に買った本であったというだけで、あまり深い意味はないのです。もし彼に興味を持たれたのであれば、書店に行って自分のお気に入りの1冊を見つけてはいかがでしょうか。
この本では、誰もが抱えているような仕事・お金・人間関係の問題、それらを難しい理屈をこねるのではなく、やさしく、また、暖かい語り口調で紐解きながら、「こういう見方をしてみたらどうですか、楽になると思いますよ」という風に話がまとめられています。(上の画像をクリックすると、本の目次の紹介ページにジャンプします)
タグ:運命
「21世紀の宇宙哲学」 [書棚の中の1冊]
アダムスキーは一般にはUFO研究家として知られていますが、宇宙の法則・生命の科学についても多数の著作を残しています。それらはアダムスキー全集という形で中央アート出版社から出版され、また、他の出版社からも全集に含まれていない何冊かの本が出ています。
全集の中の代表的な著作としては「21世紀/生命の科学」「超能力開発法」の2冊を挙げるべきかもしれませんが、あえて「21世紀の宇宙哲学」を選んでみました。
アダムスキーの数々の著著の中で共通するテーマは「意識」です。
人は視覚、聴覚等の五感で捉えるられる世界=結果の世界に目を向けすぎている。一方、意識は万物を生み出す原因の世界と結びついている。人がもっとこの「意識」を意識するようになれば、自然界の中から多くの知恵・英知を引き出すことができる。
一言で言えばこういう内容だと私は理解しています。後は、膨大な著作を通じて
・意識を通じてもたらされる知恵・英知の具体例
・地球以外の惑星ではそれらの知恵・英知を宇宙の法則として尊重した暮らしをしていること
・「意識」を意識するための方法・ヒント
が書かれています。
「21世紀の宇宙哲学」にはそれらを総括するような内容が書かれています。ただ、記述が簡潔すぎて、この本だけでその内容を理解するのは難しいかもしれません。
自分自身の理解も、
・アダムスキー以外も含めた他の本を読む
・同じ関心を持つ人との対話
・自分の人生での経験
等、さまざまなことを通じて少しずつ深まっていきました。
私にとって「21世紀の宇宙哲学」はそのように理解していくものであり、ふと何か感じたときに書棚から取り出して読み返しみる聖書のような本だと思います。
1回読んだら終わりという本ではありません。読めば読むほど味わいが出る、そういう本です。
タグ:意識
「波動の法則―宇宙からのメッセージ」 [書棚の中の1冊]
初版は1995年にPHP研究所から出版されました。一時期絶版になっていましたが、再刊を望む声が多かったのでしょう、別の出版社から口絵4枚を追加して再刊されました。
内容は著者が今で言うチャネリングで得た宇宙からの情報を彼自身の考えを一切加えることなく「報告書」としてまとめたものです。最近の彼の講演会の中で「あの本の内容は私自身も理解できず、地球の科学では実験・検証の方法もないようものだが、とにかく報告書という形で本にした」という旨の発言をされています。
当時、そして現在読んでもその内容は「ぶっ飛んでいる」という感じです。それは否定的な意味ではなく、単に頭で考えても判断できない内容だということです。それでもどこか心の奥で「そうかもしれない」という感覚があるのです。
本の中身についてもう少し詳しくご紹介します。