「波動の法則―宇宙からのメッセージ」 [書棚の中の1冊]
初版は1995年にPHP研究所から出版されました。一時期絶版になっていましたが、再刊を望む声が多かったのでしょう、別の出版社から口絵4枚を追加して再刊されました。
内容は著者が今で言うチャネリングで得た宇宙からの情報を彼自身の考えを一切加えることなく「報告書」としてまとめたものです。最近の彼の講演会の中で「あの本の内容は私自身も理解できず、地球の科学では実験・検証の方法もないようものだが、とにかく報告書という形で本にした」という旨の発言をされています。
当時、そして現在読んでもその内容は「ぶっ飛んでいる」という感じです。それは否定的な意味ではなく、単に頭で考えても判断できない内容だということです。それでもどこか心の奥で「そうかもしれない」という感覚があるのです。
本の中身についてもう少し詳しくご紹介します。
前半は「ひらめき、直観とは何なのだろうか」というテーマへの彼自身の探求の過程が紹介されています。
直観とは簡単に言えば電波と同じ原理で、自分があるテーマを強く思うと(発信)、その周波数に同調した情報が入ってくる(受信)ということです。これが波動の法則ですね。そのことに気づき、練習を重ね、少しずつ直観で情報が入ってくるようになってきたそうです。なお、彼自身は「チャネリング」という言葉は一切使っていません。
この前半のテーマである「直観」に関しては、彼の妹の足立幸子さんの著書「あるがままに生きる」を読むとさらによくわかります。この本についてもそのうち紹介させていただきます。
後半は当時の彼の直観の精度で宇宙から入ってきた情報の報告書です。思いつくままですが、いくつか箇条書きで列挙してみます。
・中性子・陽子・電子の構造
・意識には3つある
・自分の本質・魂の学びとは何か
・病気が伝えるメッセージとは
・時空間移動=テレポーテーションとは
どの内容も宇宙からの情報ということで、現代の地球の科学、我々が受けてきた教育の内容とはかなり異なります。それでも「そうかもしれない」と直観的に感じるかは人によって異なるのでしょう。
最後はこれら宇宙からの情報を日常生活の中でどう生かしたらよいか、読者との質疑応答という形でまとめられています。
この本の中で私が一番なるほどと思ったのは「3つの意識」に関する情報でした。
意識とは何かについては人の数だけ考えがあるようで、長い間すっきりしなかったのですが、この本の説明が一番納得できたのです。それについてはまた別の記事として書くつもりです。
2012-01-07 11:08
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